髪の成分
水分(11〜13%)、脂質(1〜6%)、メラニン色素(4.5%)、ケラチンタンパク(70%以上)から成っている。
構造
3層構造、(外側からキューティクル、コルテックス、メデュラ)
キューティクルの内側にあるコルテックス(髪の90%を占める)に、フィブリルという繊維の束、フィブリルを接着するマトリックス、髪の色を決めるメラニン色素を含んでいます。
メラニン色素
メラニン色素は、毛母にあるメラノサイトで、アミノ酸の1つチロシンを原料として、チロシナーゼの作用により酸化重合されて作り出されます。
髪の色=メラニン色素の種類と量によって決まります。量が多いほど黒く見える。
メラニン色素の種類と量
ユウメラニン=黒〜褐色
フェオメラニン=黄色〜赤
例 黒髪=フェオメラニン(少ない)、ユウメラニン(多い)
メラニン色素の役割
紫外線を吸収して頭皮や体を守る。
紫外線の毛髪への影響
紫外線により、乾燥、強度の低下、キューティクル表面の粗雑化、メラニン色素や光沢の消失。
キューティクルの構造と役割
毛髪内部の栄養の流出を防ぐ、毛髪内部を守る。
4〜6枚のキューティクルからなる、硬くてもろい性質、もっとも硬いケラチンタンパクでできている、キューティクルが剥がれることでダメージが進行する。
キューティクルは8層構造、1、7、8層目それら3層によってCMCが形成される。
一番表面のアッパーβ層は18MEAと呼ばれる脂質成分で、毛髪に艶を与え、毛髪同士の絡まりを防ぎます。
ブリーチとは
ユウメラニンを壊して、赤褐色からオレンジ色に変化していきます、さらにブリーチを続けるとオレンジ色から黄色に変化します。
メラニン色素は毛髪の4.5%以下ですが、0%になると真っ白に見えます、ブリーチして薄い黄色ぽっくみえるのはメラニン色素がまだ存在しているためです。
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